洋画家 伊藤正宏のアトリエ

油絵との出会い

油絵との出会いは3~4歳頃でした。

近所に油絵を描いていた年配の方がいて、リンシードオイルの匂いと絵に魅かれたのか、その方の家へ毎日のように一人で遊びに行ったりしておりました。

小学2年生の時、上野にある西洋美術館へ姉に連れて行ってもらったのがきっかけで、コローやクールベ、モネたちの作品と出会い、
当時はまだ作品の見方も知らない私でしたが、その絵たちに惹かれ、小3の時からは春、夏休みを利用し、毎年一人で西洋美術館へ作品を見に出かけました。
現在は2時間もあれば東京へは行けますが、当時はまだ東北新幹線が開通していなかったので、片道8~10時間程かかりました・・・。

中学生になった私は無性に油絵が描きたくなり、アルバイトで貯めたお金で画材具一式を買い揃えました。
その頃、ぼんやりとではありましたが、“画家になりたい”と、思ったのです。
意思をもって自分の表現する手段として意識したのは16か17歳の頃だったと思います。
絵を描くことで何かとコミニュケーションしているというのが実感でした。
寒さも時間も忘れ、無我夢中で制作をしていた自分がおりました。

 

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